町家のうら庭・四季の生息日記

2009年5月 4日
今頃の花


どんどん季節は移ります。
いま、裏庭で咲いている花々です。
P1000706.JPG左 、下 マロニエの花
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おみきおばあちゃん、
忘れ形見のバラ





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ジャーマンアイリス













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左 あまどころ







下 柚 沢山実りそうですね。
今年の12月には母と姉と一緒に3人でおみきお婆ちゃん直伝の「ゆべし」を作りますよ。
母千代子の創意工夫と姉節子の改良、歌子のつまみ食い、いえ、「お加減み」の三位一体作業です。  P1000717.JPG                














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左 サンザシの紅と白
白い花には実がなります。






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左 梅花うつぎ








二人静か。いつも隣に寄り添って、、、

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歌子はタンにゃンと一緒    
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じゃーんけんでー、ほーい♪ P1000699.JPG















歌子の描く裏庭の草木は
「週間しんぶん京都民報」に連載中です
こちらをご覧ください。http://www.kyoto-minpo.net/hokkori/archives/2009/04/01/post_29.php

また、財団の業務を離れた歌子の「杦庵」暮らしを(ほぼ毎日)レポートしてますよ。自由に庭仕事を楽しみ、収穫物を食し、庭の生き物たちを観察し、黒猫端午と語らい、絵を描き、生活を楽しむ歌子のエッセンスをご紹介してます。
こちらを開いてください。http://kyuuan.exblog.jp/

2009年4月25日
日々のお掃除


皆さんの暮らしにも
日々のお掃除は、欠かせないことでしょうし、
そうした方々からすると
ここのお掃除は、「集中型」といえるかも。。。
実のところ、そうそう、毎日毎日すみずみまで、きちんと行っているわけではありません。
でも、春は花粉の飛散もあるし、黄砂も飛んでくるし、
ちょっと、埃っぽい。
なので、出来るところだけ、無理をせず部分的に行うことが多いです。

昨日は、朝から母がデッキブラシでお台所の「たたき」を洗いました。
姉の節子は、お座敷の庭掃き。
歌子は、八畳の露地庭掃き。
だって、雑誌の撮影がはいったので。
ちょっと、力が入ります。
皆で手分けします(理事長は書斎ですが、、、)

「たたき」を洗う、母
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八畳の露地庭は、樫の葉と新芽ガラ、紅葉の花ガラがいっぱい散ってます。
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P1000558.JPG苔の隙間に生えた草は、
かわいそうだけど抜きます。


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P1000559.JPG苔の天敵!「ぜに苔」これは、筆でお酢を塗ります(これは理事長の役)。


P1000561.JPG苔庭を箒で掃いたら、必ず水をやさしくまいておきます。
こうすると、苔が元気に。

姉の姿を撮り損ねた!!
私の写真は、やっぱりセルフタイマーで撮りました、、、


この日の端午
P1000565.JPG         木陰から、じっと掃除を見物してたみたい、、、







2009年4月20日
お庭の風景


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今、牡丹が満開です。













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そして、咲き終わった白いリラの花ガラを摘む理事長です。












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白いリラの花がふらふら揺れながら地べたを移動している。と、思ったら。
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蟻んこさんがリラの花をくわえて運んでいました。







えびねも
P1000477.JPG ほうちゃく草も
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二人しずかやチューリップも。そして、しゃが。
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初夏の陽気で、どの植物も開花が早いようです。

2009年4月12日
野菜の植え付け


 P1000415.JPG三月末にはいったんひどい花冷えの日々が続き、開花した桜がよくもちました。
しかし、急に初夏の陽気がやってきました。
ガーデニングの季節です!!
 人形を片づけ、その日の午後には疲れた体のまま野菜の苗、野菜用の土と牛糞をそそくさと買いに川端丸太町下がるの「川端ニック」に。
たくさん買ったので、レジに時間が掛かり行列が出来てしまいました。
でも、並ぶ奥様達からやさしく話しかけられたりして、楽しく嬉しい一時。
でも、大抵は「力持ちやねえ〜」「こんな、ぎょうさん買わはって、持てはるの?」なんて、感じでした。
そうなのです。私は力持ち。
「そうでなければ、この家のお守りは出来ひん」と、心でつぶやき、でも顔はにっこり、「そうですねえ〜」。
 この日はレタス、
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ミニトマト、P1000416.JPG パプリカ、ハーブなどを入手。
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桑とスコップを使いこなして植え付け。
野菜好きの私は収穫が楽しみです。


昨年の秋に植えたラナンキュラスとアネモネが裏庭で咲きました。
ラナンキュラスは、おみきお婆ちゃんもお好きでした。私も大好き。
 まだ、小さな畑には余裕があるので、ラディッシュも植え付ける予定です。
暮らしを楽しまなくっちゃ、ね。
 それから、庭の椿。あんまりきれいだからパチリ。
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P1000411.JPG今年は全体的に花の数が少ないので、秋に収穫できる種の数も少なくなりそうです。
今から自家製椿油の危機を心配しています。
 ところで、昨年の収穫で搾った自家製椿油も残すところ数滴となりました。
畑作業と家の雑巾掛けでささくれだって荒れた指先にはもってこいです。
一晩で治ります!!
もちろんカサつく唇もひと塗りでふっくらします。
よーくのびるし、酸化しにくい油なので、やっぱり効果てきめんです。
余計な添加をしていない100%純正なのが良いのでしょう。
 父の大好きなマロニエも芽吹いてきました。
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夕方の端午です。
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眠たそう〜。
うつろな瞳。
2、3日まえから、白に茶の縞のノラ猫が端午の餌をアサリに進入しています。足が長くてスラリとした大きな猫です。なかなか威厳のある奴で、ちょっと追っ払う気が萎えてしまう感じです。が、端午の元気がありません。なんか、異変を感じているのでしょうねえ〜。何とかしなければ!!









 

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公開中の喫茶メニューでお出しした「夏みかん湯」に使用の自家製「夏みかんマーマレード」。もちろん、ブレックファーストのパンにつけてもおいしさ保証いたします。
 ぜひ、無農薬、無ワックスの夏みかんで作ってみてください。
 上の写真の一番右に写っている瓶の中には、アレンジとしてキャラウェイ・シードを混ぜてみました。これも美味しいですよ。

〈材料〉
夏みかん(大) 6個
グラニュー糖  1,2㎏

〈準備〉
大きな鍋   2つ
平べったいホーロー鍋 1

鍋にたっぷりと湯を沸かしておく。

夏みかんは横半分に切って、果汁を搾っておく(マーマレードにいれます)
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内側の房の皮は取り除く。

夏みかんの皮はアク抜きの為に鍋にわかしたお湯で三回ゆがく。一つの鍋で10分程度湯がいたら、熱いウチにもう一つの鍋の湯でアク抜き10分程度。ひとつめの鍋のお湯を入れ替えて3回目のアク抜きをする。
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上、ぐらぐら煮えてます。

下、湯がき終えたところ。ほかほか、湯気がのぼっています。
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皮を出来るだけ細く刻む(荒くても食感が楽しめますが、今回はお湯で割ることを考えて、小さく細く刻みました)
搾っておいた果汁に砂糖を加え、刻んだ皮を入れる。
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鍋に移して金色の透明感が出るまで弱火で焦がさないように、ことこと煮る(20分程度)。

火を止めたらすぐに清潔な瓶に移しいれる。(とっても熱いので火傷をしないようにしてください)
出来上がり。
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〈アレンジ〉
 出来上がりの半量を瓶に詰めたところで、残りにキャラウェイシード(小さじ1ッ杯強をあらかじめ少々炒って香りを出しておく)を指で擦るようにして混ぜ込み、3分ほど煮て、瓶に詰める。スパイシーな風味が楽しめます。

そうそう、今朝の端午です。
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マーマレードを作る私の足元のストーブの前、定位置にいます。今朝も7時の朝帰り。「あ〜眠た」。
「飼い猫、端午」はひと晩中、「猫」としての生活があるようです。「猫かぶり」とはよく言ったものです。今日みたいなに寒い日なんか、家路についた端午は「冬の匂い」がしました。















 この、春の特別一般公開からご来訪の皆様にご提供しております、庭のムクロジで作ったお数珠は、大変に好評でした。
 素朴な手触り、邸内での実り、お釈迦様の思し召しによってお数珠にすればよいと言われた木の実ゆえ、多くのご来訪者の心に届いたのではないかと思います。
 このお数珠造りは、庭の無患子(ムクロジ)が枯れない限り、ずっと続けたいと思っています。
 お数珠の紐の色や房など、様式の種類も増やして一粒一粒つないでゆきたいと思っています。
 また、ご来訪の際に手に掛けてくだされば嬉しく思います。



〈材料〉
夏みかんの皮の甘煮(以下、ピールと記載) 100グラム(みじん切りにしておく)
飾りようの夏みかんピール         少々
全卵                   2個
バター                  120グラム
砂糖                   100グラム(プレーンの場合には120グラム)
小麦粉                  120グラム
コアントロー(お好みで)         小さじ1杯強程度
丸いケーキ型もしくは、長方形の型

P1000156.JPG この写真にはバターが写っていません。ごめんなさい。

1、全卵をときほぐし、砂糖を2回程度に分けて入れながら、よくよく泡立てる。
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2、生地が「もったり」としたら、ふるっておいた小麦粉を一度に加え、さっくりと混ぜる。

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3、まだ、粉氣が残っているところでピールとコアントローを入れ、粉氣がなくなるように「さっくり」とまぜる。(※空気間をイメージしてまぜることが大切)

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4、溶かしておいたバターが熱いウチに一気に加えて混ぜる(※溶かしバターの温度が低いと、焼き上がりが「しっとり」としないように思われます)

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5、型に流し込む(生地は、高くから流し落とす様にすると良いですよ)

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6、160℃(ファンなしの場合は170℃)で一時間(丸型の場合)焼く。
※長方形の型の場合には上記の温度で35分程度

良く冷ましてからお好みで粉砂糖などを振りかける。

〈歌子お奨めアレンジ〉
キャラウェイシード(種)小さじ1杯程度を軽く炒って、指で揉むようにして生地に混ぜ込む。
食べているときに、思い掛けないスパイス風味がいっそうケーキの風味を引き立てること間違いなしです。(※今回は、喫茶でお出しする薄茶との相性を考えて入れませんでした)









公開中の喫茶で大変好評を戴いております
「夏みかんパウンド」に入る
「夏みかんの皮の甘煮(以降、ピールと称します)」の
レシピをご紹介いたします。
でも、これはあくまでも歌子ヴァージョンです。
夏みかんの大きさや、お好みで砂糖の加減は変わると思います。

〈夏みかんピール〉

夏みかん(大)6個
グラニュー糖 300グラム(保存を考えていらっしゃる場合には甘みを増やしてください)
水      100cc 程度

[準備]大きめの鍋を二つ用意し、それぞれでたっぷりのお湯を沸かしておく

1、夏みかんの皮のアクを抜く
 (一回目)沸騰したお湯で10分程度
 (二回目)もう一つ準備しておいた鍋の沸騰したお湯の中に皮を移して、さらに10分程度 湯がく(皮は冷まさないことがポイント)
 (三回目)始めに使ったお鍋のお湯を入れ替え、沸かしなおしておき、
      そこに皮を移して最後のアク抜き
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2、 ザルにあげる
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3、ホーロー(出来れば平べったい鍋)に砂糖を入れ、水を加えてある程度煮溶かしておく

4、細く刻んだ皮を鍋に並べて、弱火で水気がおおむね無くなるまで煮る

5、出来上り

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これは、「夏みかんパウンド」に入れる為に、すぐに使い切ってしまうので、ずいぶんとあっさりめに炊いています。
炊きあがり加減も、比較的しっとりめです。
保存したい場合や、皮のピールとして味わいたい場合には、
砂糖の分量を多くしたり、煮詰める時間を長いめにしたり、仕上げに水飴を入れて艶を出すなどの工夫があっても良いと思います

いずれにしても、無農薬、ワックス掛けのない夏みかんを使用してください。

今回の喫茶で出す、「夏みかんパウンド」一台には、
約一個分ピールをいれます。
つまり、6個分だと六台分です。

明日は、「夏みかんパウンド」の作業工程のご紹介の予定です。
「あったまる夏みかん湯」用に作る
「夏みかんのマーマレード」のレシピは、また今度にアップする予定です。
お楽しみに。

おっと、今日の端午もご紹介。
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歌子のお台所のストーブの前の定位置でくつろいでます。
左のような格好の場合
「焼き茄子」と呼び名が変わります。

麻生さんのとこのトビさんとロッタさんの表情も覗いて見よーっと



春の公開期間限定の喫茶で皆様にお出ししている、庭の夏みかんを使ったお菓子などの歌子オリジナル・レシピを近日公開します。
お楽しみに!!

2009年3月25日
朝日をうけて

早朝、部屋の窓からは
朝日に輝く夏みかんが見えます。
一つだけに、焦点を合わせたかのように日が当たるのです。

以前、近所に仕出しのお弁当屋さんがあって。
今は、「おばんざい」が戴けるお店になりましたが
そこのおばあさんのお話をひとつ。

まだ、父が若かった頃、
毎朝、そこのおばあさんは、綾小路通りを東に向いて朝日に向かって手を合わせていらっしゃったのだそうです。
(綾小路通り(当住宅の建つ路)は東西に真っ直ぐの通りです。)
東山から登るお日様に手を合わす、、、
これはもう、なんといいますか
失われたしまった
といいますか
私の世代がもう知らない日本人の心に出会えた気がしました。
「昇る日に手を合わす」これは、ちょっと大変なことだと思いました。

そんな私ですが、
作った「夏みかんケーキ」を朝日をうけた庭で撮影してみました。
へたくそですが、
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白い花は、通称「ニンニク花」と呼んでいます。
摘むとネギのような匂いがします。
いつぞや、どなたかにちゃんとした花の名前をうかがった覚えがあるのですが、
ごめんなさい。
今、この春を告げる白い花が庭のそこここでいっぱいに咲いていますよ。
ぜひ、見に来てください。








杉本歌子

京都市生まれ。杉本家九代目の三女。
財団法人奈良屋記念杉本家保存会学芸員。杉本家古文書の調査研究主任。
京都造形芸術大学非常勤講師。
季節の室礼、年に三回ある公開事業の企画、運営、展示を行う。
また、杉本家古文書の調査研究主任として当家の歴史を研究するかたわら、庭の草木をスケッチし、生息する生物を観察する日々を送る。

※ブログ「杦庵の日々」を 始めました。

ならや日記に関するお問い合わせは、財団法人 奈良屋記念杉本家保存会まで。

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